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VRで日本を満喫

観光案内所で実証実験、国内周遊の促進に期待
 森トラストは21日、東京駅日本橋口前の観光案内施設「TIC TOKYO」で、仮想現実(VR)技術を使った実証実験を始めたと発表した。40インチの大画面1台とタブレット2台(写真)を置き、国内観光地の周遊を促す効果やVRによる観光案内のニーズ・満足度、利用者の利便性などを検証する。3月までの実験を予定する。

 VRコンテンツのプラットフォームを手がけるナーブ(東京都千代田区)による「どこでもストア」を試験導入した。北海道から沖縄までの観光地47カ所をVRで“体験”できる。また実証実験中に箱根や鎌倉、横浜、浅草、関西などのコンテンツも拡充する。各種データは森トラストグループとナーブが共同で分析・検証する。

 TIC TOKYOは森トラスト・ホテルズ&リゾーツが運営する。日本語と英語、フランス語、中国語で対応する日本政府観光局認定の施設として2009年に開業し、17年度は国内外から約46万人が訪れた。森トラストグループは足元で23軒のホテル・リゾート施設を賃貸・運営しており、さらに19件の新設を計画している。
日刊工業新聞2019年1月22日

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