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産業用ロボットメーカーの知名度調査、1位は・・・?

IDCジャパンが日本と中国の産業用ロボットの利用動向調査を実施
 IDCジャパン(東京都千代田区、竹内正人社長、03・3556・4760)は、日本と中国における産業用ロボットの利用動向調査をまとめた。ロボットメーカーの認知度では日本はファナック、中国はスイスのABBが最も高かった。エンドユーザーがロボット導入業者を選定する条件では、日本はロボットの選定から導入までを期待し、中国は用途別に必要機能を満たすロボットを調達できるかを重視する傾向があると分析する。

 調査は5―6月に日中のロボットユーザー各60社を対象に実施し、利用動向を比較分析した。ロボットメーカーで最初に思い浮かぶ企業を聞いたところ、日本はファナックが25%、中国はABBが21.7%だった。

 ロボットを導入するシステムインテグレーター(SI)の選定条件では、日本は「ロボットの導入、機能調整、プログラミング、導入試験が可能」なSIが21.7%で最多。中国は「用途に応じて必要機能をモジュラー単位で提供、またはカスタマイズの選択肢を提供できる」SIが25%で最も多かった。

 同社のアナリストは中国市場で台頭する現地ロボットメーカーとの競争について、国内ロボットメーカーはIT(情報技術)を活用し「ロボット間の連携に向けた機能強化に取り組むことが重要」との見方を示した。
日刊工業新聞2018年12月3日

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