来年5月にも試験走行、次世代新幹線「ALFA-X」のデザインは?
JR東日本が試験車両のイメージを公表
JR東日本は3日、開発中のE956形式新幹線試験車両「ALFA―X(アルファ・エックス)=イメージ」のデザインを発表した。次世代新幹線開発のための試験プラットフォームとして製作。2030年度に予定する北海道新幹線・札幌延伸時に時速360キロメートルの営業運転を実現するための各種技術開発に取り組む。19年5月以降、試験走行に着手する。同日会見した深沢祐二社長は「加速から停車までスムーズにできるかや障害物の検出などを試験車両でやっていく」と述べ、将来の自動運転を想定した技術検証を計画していることを明らかにした。
車両の塗色は、メタリックの車体にグリーンの帯、屋根部分はブルーを採用。車両は10両編成で、トンネル微気圧波対策を検討するため、両先頭車はノーズ部分の長さが違う。低騒音パンタグラフも2種類搭載し、騒音対策効果を確かめる。
緊急時の停止距離を短くするため、車両屋根には空力抵抗板ユニットを10両に92台配置したほか、電磁的な力を使い減速する「リニア式減速度増加装置」も実証。北海道新幹線での運用を念頭に、着雪しにくい床下構造の試験も実施する。
車両の塗色は、メタリックの車体にグリーンの帯、屋根部分はブルーを採用。車両は10両編成で、トンネル微気圧波対策を検討するため、両先頭車はノーズ部分の長さが違う。低騒音パンタグラフも2種類搭載し、騒音対策効果を確かめる。
緊急時の停止距離を短くするため、車両屋根には空力抵抗板ユニットを10両に92台配置したほか、電磁的な力を使い減速する「リニア式減速度増加装置」も実証。北海道新幹線での運用を念頭に、着雪しにくい床下構造の試験も実施する。
日刊工業新聞2018年10月4日