触って方向がわかる「触覚矢印」
公立はこだて未来大学の安井重哉准教授は、手でなぞると触覚で方向を表現する「触覚矢印」を考案した。紙などに切れ目を入れて一定方向に立たせる。なぞる方向によって抵抗を変え、向きを提示する。普段はあまり邪魔にならない。煙などで目を開けられない状況で方向を提示して、避難誘導するなどの用途に提案していく。
紙などにコの字状や半月状の切れ目をいれ、折り曲げて羽を立たせる。これをいくつも並べて手でなぞるラインをつくる。直線的に同一方向に並べれば、矢印のように向きを提示でき、円や渦をつくれば目的の場所に手の先を誘導できる。
材質や羽の高さなどを調整すれば、触感を柔らかくできる。原理がシンプルなため応用範囲が広い。階段の手すりに付けて右側通行と左側通行を示唆したり、点字ブロックのように床に設置して誘導したりする。
火災の煙など目を開けられない環境では、普段視覚を使っている人が急に聴覚や触覚に頼ることになる。触覚矢印は触れられれば、確実に向きを提示することが可能。1本の連続したラインなら誘導案内できる。避難指示などの用途に提案していく。
紙などにコの字状や半月状の切れ目をいれ、折り曲げて羽を立たせる。これをいくつも並べて手でなぞるラインをつくる。直線的に同一方向に並べれば、矢印のように向きを提示でき、円や渦をつくれば目的の場所に手の先を誘導できる。
材質や羽の高さなどを調整すれば、触感を柔らかくできる。原理がシンプルなため応用範囲が広い。階段の手すりに付けて右側通行と左側通行を示唆したり、点字ブロックのように床に設置して誘導したりする。
火災の煙など目を開けられない環境では、普段視覚を使っている人が急に聴覚や触覚に頼ることになる。触覚矢印は触れられれば、確実に向きを提示することが可能。1本の連続したラインなら誘導案内できる。避難指示などの用途に提案していく。
日刊工業新聞2018年9月18日