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農地作業のドローン活用は全国に広がるか

ミライト・テクノロジーズが農業コンサルから受託
 ミライト・テクノロジーズ(大阪市西区、高畠宏一社長、06・6446・3331)は、農業コンサルティングを手がけるファームアイ(大阪市北区)から、全国各地の農地における水稲の生育状況を調査するための飛行ロボット(ドローン)の運航代行業務を受託、実際にドローン調査を始めた。ミライトにとって、建機大手のコマツに続くドローン広域運用サービス受託で、土木測量と農業の両分野でドローンの活躍機会を広げていく。

 ファームアイはドローンを使って農作物の生育状況を撮影、分析、データ化して農作業現場の効率化、省力化に貢献することをうたっており、7月から全国の約100平方キロメートルの農地で水稲生育状況調査を計画している。全国展開にあたりドローン運航業務に関する専門企業のサポートが必要と判断した。ミライトは農家からファームアイへの注文に応じて、全国の32カ所のサービス拠点から専門パイロットを派遣して農地を空撮、ファームアイのデータ収集をサポートする。

 利用するドローンは、通常のカメラに加えて赤外線カメラを搭載している。ドローンが撮影した画像を分析して肥料追加散布が必要なエリアなどを特定する。
日刊工業新聞2018年8月10日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
農業におけるドローンの活用は農薬散布が中心でしたが、水稲生育状況の調査にも広がっているようです。

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