中小への入社は増えるか!就業体験の奨励金、東京都が支給期間を2倍に
4月から20日間に
東京都は若手ものづくり人材の育成と確保を目的とした都の奨励金制度「東京都ものづくり中小企業魅力体験(インターンシップ)受入支援事業」の規模を拡大する。中小企業が長期就業訓練で実習生を受け入れやすくするため、2018年度から奨励金を支給する期間を前年度比2倍の20日間に引き上げる。4月から葛西工業高校と多摩工業高校の2校で始まるデュアルシステム科の設置を見据え、実態に合った支援制度にする。
奨励金制度に充てる18年度予算額は、前年度比2200万円増額の約8400万円とする方針。デュアルシステムは実習と長期就業訓練などを通じ、学校と企業が協力して生徒を育てる制度。本人と企業が合意すれば実習先に就職することもでき、就職のミスマッチも防げる。
同奨励金制度を活用すると、都内の工業高校や高等専門学校の生徒・学生受け入れ企業は、受け入れ1日で生徒1人8000円(1人当たり10日間まで)が支給される。
ただ、長期就業訓練期間は約1カ月間あり、10日間の支給分ではカバーできていなかった。これまでデュアルシステム科があった六郷工科高校の生徒だけでなく、4月からは葛西工業高校と多摩工業高校の2校でも同科がスタートすることも踏まえ、支給期間を20日間に延ばすことで受け入れ企業側の負担軽減と若手のモノづくり人材確保につなげることにした。
奨励金制度に充てる18年度予算額は、前年度比2200万円増額の約8400万円とする方針。デュアルシステムは実習と長期就業訓練などを通じ、学校と企業が協力して生徒を育てる制度。本人と企業が合意すれば実習先に就職することもでき、就職のミスマッチも防げる。
同奨励金制度を活用すると、都内の工業高校や高等専門学校の生徒・学生受け入れ企業は、受け入れ1日で生徒1人8000円(1人当たり10日間まで)が支給される。
ただ、長期就業訓練期間は約1カ月間あり、10日間の支給分ではカバーできていなかった。これまでデュアルシステム科があった六郷工科高校の生徒だけでなく、4月からは葛西工業高校と多摩工業高校の2校でも同科がスタートすることも踏まえ、支給期間を20日間に延ばすことで受け入れ企業側の負担軽減と若手のモノづくり人材確保につなげることにした。
日刊工業新聞2018年3月23日