地下道路トンネル工事、作業員が9割減る鹿島の新工法とは?
鹿島は地下部での道路トンネル工事向けに、コンクリート部材でトンネルを組み立てる「スーパーリング工法」を開発した。現場でコンクリートを打設する工法と比べ、同等のコストで作業員数を約90%削減、躯(く)体構築の工程を約50%短縮できる。今後、三井住友建設と共同で実物大のトンネルの施工方法を検証する。
スーパーリング工法は、地上でコンクリート部材をリング上に組み立て、掘削した地下空間につり下ろす。複数のリングに鋼棒を挿入して一体化し、トンネルを構築する。構造的に強いリング構造のため部材を薄くでき、従来工法と比べて4分の1にトンネル構造物を軽量化できる。
スーパーリング工法は、地上でコンクリート部材をリング上に組み立て、掘削した地下空間につり下ろす。複数のリングに鋼棒を挿入して一体化し、トンネルを構築する。構造的に強いリング構造のため部材を薄くでき、従来工法と比べて4分の1にトンネル構造物を軽量化できる。
日刊工業新聞2017年12月15日