鹿島が火薬爆破のトンネル掘削で前へ前へ。国内最高の月進を達成
岩手・釜石の国道工事で前田建設の記録を塗り替える
鹿島は25日、岩手県釜石市で施工中のトンネル工事において、発破を使ったトンネル掘削工法であるNATM(ナトム)による大断面トンネル(掘削断面積110平方メートル以上)で、国内最高となる月進270メートルを達成したと発表した。期間は2016年6月14日―7月14日までの31日間。これまでの記録は、前田建設工業が16年2月に達成した232・5メートルだった。
鹿島が国内最高を達成した工事(写真)は、「国道45号唐丹第3トンネル工事」。11年3月11日に起きた東日本大震災からの復興リーディングプロジェクト「三陸沿岸道路」の一部となるトンネル。延長は2998メートルで、幅員は12メートル。
同社は同トンネルの工事で、一度の発破による掘進距離の確保や、リアルタイムでの掘削作業の時間把握による段取り調整などを実施。さらに、故障に備えた複数機械の配置、コンクリート吹き付け作業の効率化など、さまざまな施工の合理化に向けた取り組みを行った。
鹿島が国内最高を達成した工事(写真)は、「国道45号唐丹第3トンネル工事」。11年3月11日に起きた東日本大震災からの復興リーディングプロジェクト「三陸沿岸道路」の一部となるトンネル。延長は2998メートルで、幅員は12メートル。
同社は同トンネルの工事で、一度の発破による掘進距離の確保や、リアルタイムでの掘削作業の時間把握による段取り調整などを実施。さらに、故障に備えた複数機械の配置、コンクリート吹き付け作業の効率化など、さまざまな施工の合理化に向けた取り組みを行った。
日刊工業新聞2016年8月26日