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「ひよっこ」時代の鉄道

日刊工業アーカイブス
「ひよっこ」時代の鉄道

営団6000系(68年8月15日撮影)

 10月14日は鉄道の日。夢の超特急と言われた新幹線「ひかり」号をはじめ、車両や周辺設備が時代時代の最先端技術をまとって登場した。先週、最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」は高度成長期だった1964年から68年の4年間を描き、当時の流行歌やファッションなども楽しませてくれた。主人公のみね子(有村架純)が奥茨城から集団就職で上野駅にやって来る場面も印象的だった。

 昭和の「鉄道」を日刊工業新聞の写真アーカイブスからお届けする。

最高時速210km、東海道新幹線開業


 64年10月1日、全国ではまだ多くの蒸気機関車が活躍する中、東海道新幹線が開業。最高時速210キロメートル、東京−新大阪間を4時間で結ぶ「ひかり」号が石田礼助国鉄総裁の合図で出発した。
(64年10月1日、国鉄東京駅)
東海道新幹線開業

モノレール、首都高と並走


 新しいものと、古いものと。最新の火力発電所、東京モノレール、首都高速道路と、貯木場、運河など東京南部の湾岸地区ならではの風景。
(67年4月撮影)
モノレールと首都高

営団6000系、最先端技術採用


 帝都高速度交通営団と日本車両、汽車製造、川崎車両が共同設計した直流1500ボルトの回生ブレーキ付サイリスタ・チョッパー制御装置を採用した6000系試作電車の公開。省電力で発熱が少なく、トンネル内の温度上昇防止に役立つ。
日刊工業新聞2017年10月2日の記事を加筆・修正
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
もう最終回は自然と涙、涙で。「涙くんさよなら」と太田裕美の「恋のうた」が頭から離れない。

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