船員さんに朗報!“マグロの脂”1秒で簡単測定
相馬光学の「ピピトロ」、近赤外分光スペクトルの反射を利用
相馬光学(東京都日の出町、浦明子社長)は水産研究・教育機構と共同で、生マグロの脂肪含量の割合を1秒で測定する「PiPiTORO(ピピトロ)」を9月に発売する。近赤外分光スペクトルの反射を利用して測る。非破壊方式のため測定時間を従来の測定法に比べ大幅に短縮できる。消費税抜きの価格は195万円。遠洋マグロはえ縄漁業に拡販し、初年度に年間30台の販売を目指す。
一般的に脂肪含量の割合によってマグロの価格が変動するとされ、これまではミンチ状にしたマグロの身をガスクロマトグラフで4―5時間かけて測定していた。
ピピトロは強い噴流水に耐える基準「IPX6」に相当する防水性能で倒れにくい安定構造に設計しており船上での使用を想定。リチウムイオンバッテリー内蔵で連続動作は4時間。縦293ミリ×横78ミリ×高さ133ミリメートル、重さ1・4キログラム。
誰でも簡単に取り扱え、船上で迅速に測定できるため取引の効率化につながる。漁獲物の品質に応じた選別や規格化、差別化にもつながり、特に遠洋マグロはえ縄漁業の収益安定化に貢献できる。
マグロの測定を想定するが、ガスクロマトグラフによる脂肪含量の割合とピピトロのデータベースを整え基準値を設定できれば、サバやブリにも応用も可能。23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれるジャパン・インターナショナル・シーフードショーに展示する。
一般的に脂肪含量の割合によってマグロの価格が変動するとされ、これまではミンチ状にしたマグロの身をガスクロマトグラフで4―5時間かけて測定していた。
ピピトロは強い噴流水に耐える基準「IPX6」に相当する防水性能で倒れにくい安定構造に設計しており船上での使用を想定。リチウムイオンバッテリー内蔵で連続動作は4時間。縦293ミリ×横78ミリ×高さ133ミリメートル、重さ1・4キログラム。
誰でも簡単に取り扱え、船上で迅速に測定できるため取引の効率化につながる。漁獲物の品質に応じた選別や規格化、差別化にもつながり、特に遠洋マグロはえ縄漁業の収益安定化に貢献できる。
マグロの測定を想定するが、ガスクロマトグラフによる脂肪含量の割合とピピトロのデータベースを整え基準値を設定できれば、サバやブリにも応用も可能。23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれるジャパン・インターナショナル・シーフードショーに展示する。
日刊工業新聞2017年8月14日