日本航空電子、金属細線タイプの静電タッチパネル量産
大型化・曲面化を実現
日本航空電子工業は、メタルメッシュ(金属細線)タイプの静電容量式タッチパネルを量産する。幅10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)未満の金属細線を電極に採用し、タッチパネルの大型化と曲面化を同時に実現する。すでに国内外の自動車メーカーから引き合いがあり、昭島事業所(東京都昭島市)で月15万枚の量産体制を整えた。車載向けでの量産は初めてという。
パネルの高感度センサーが対応できる画面のサイズは最大20インチで、厚みは0・1ミリメートル。動作できる温度範囲はマイナス30―85度C。自動車のカーナビゲーションやカーオーディオでの利用を見込む。
車載用タッチパネルは近年、車内で扱う情報量が増え、大型化や自動車の曲面部分への導入が進んでいる。ただ、大型・曲面化するとタッチの反応が鈍化しがちで、メタルメッシュなどの高感度センサーを用いることが必須となる。
パネルの高感度センサーが対応できる画面のサイズは最大20インチで、厚みは0・1ミリメートル。動作できる温度範囲はマイナス30―85度C。自動車のカーナビゲーションやカーオーディオでの利用を見込む。
車載用タッチパネルは近年、車内で扱う情報量が増え、大型化や自動車の曲面部分への導入が進んでいる。ただ、大型・曲面化するとタッチの反応が鈍化しがちで、メタルメッシュなどの高感度センサーを用いることが必須となる。
日刊工業新聞2017年6月28日