競技場のトラック表面温度を循環水で冷却! 積水化学とミズノが共同開発
競技者の身体的な負担軽減につなげる
積水化学工業とミズノは8日、国内スポーツ施設の企画、設計から施工、製品開発、運営、維持管理までの各分野で業務提携すると発表した。積水化学の上下水道などの管路や水回り部分の防災に関する技術・ノウハウと、ミズノのスポーツ施設の運営・管理ビジネスを融合。安全で快適なスポーツ施設の提供に取り組む。提携効果として「5年後に10億―20億円の売り上げを目指す」(樋口良司ミズノ取締役)としている。
第1弾として、競技場のトラック地面に配管パイプを通しトラック表面を循環水で冷却する「スポーツサーフェイス冷却システム」を共同開発し、「2015年度内に発売する」(久保肇積水化学工業取締役専務執行役員)。トラック表面温度は夏季に60度C以上になり競技者のパフォーマンス低下や熱中症の一因となっている。同システムで表面温度を15度C低下し、競技者の身体的な負担軽減につなげる。
第1弾として、競技場のトラック地面に配管パイプを通しトラック表面を循環水で冷却する「スポーツサーフェイス冷却システム」を共同開発し、「2015年度内に発売する」(久保肇積水化学工業取締役専務執行役員)。トラック表面温度は夏季に60度C以上になり競技者のパフォーマンス低下や熱中症の一因となっている。同システムで表面温度を15度C低下し、競技者の身体的な負担軽減につなげる。
日刊工業新聞2015年06月09日 3面