夢のベアリング?空スペースの摩擦損失を大幅低減した転がり軸受の凄さ
空スペース(東京都小金井市)は、玉やコロなど転動体の公転を維持する保持器を不要にした軸受「自律分散式転がり軸受」を完成した。転動体が通る溝の形状を加工して転動体同士の接触を防ぐ。自動車や鉄道関連企業へのライセンス供与で年間20億円の売上げを目指す。ベアリングは通常、転動体同士が接触せずに公転するよう、両者の間に保持器を挟む。ただ、強い摩擦力を受けるため消耗が著しい。同軸受は保持器を使わずに、転動体の接触を避ける。
軸受内の内溝の一部を加工して、転動体の転がるスピードを調整。加工部分の通過時に公転速度を一時的に下げ、脱出時に上げることで、隣の転動体との間隔を設ける。
保持器を不要にした分、転動体を多く配列できるため、深溝型の同じ外径の従来品と比べ2倍の耐荷重を実現。軸方向への負荷に強いアンギュラ型では、一般的な製品と比べて2割程度の低価格化が見込める。
youtubeの動画を見るのが一番早いです。
※@monoDoは、日刊工業新聞社が日本のモノづくり技術を日英2か国語の動画の形で世界に発信する有料サービスです。海外の技術者やビジネスパーソンが注目する複数サイトに掲載します。
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日刊工業新聞2007年10月24日付機械・ロボット面