ボーイング、ベストセラー機種の最新鋭機を組み立て
「737MAX」の主翼組立作業に着手
米ボーイングは、開発中の小型旅客機「737MAX」の試験機組み立てを開始したと現地時間2日に発表した。ワシントン州レントンの工場で、5月下旬から主翼の組み立てに着手した。
737MAXは客室に通路を一つ備える「単通路」型。現行の737のエンジンを最新型に置き換えるなどし、燃費を向上する。就航当初の「次世代型737」型機と比べ、燃費性能を20%以上改善するという。2016年の初飛行、17年第3四半期(7―9月)の初納入を予定。現時点で2720機の受注がある。
737型機は現在、月産42機を製造するボーイングのベストセラー機種。単・中距離路線に主に投入されている。ボーイングは18年から月産52機に増産する方針を決めている。同機種には日本の装備品メーカーなどが一部の部品を供給しているが、機体製造にはほとんど関わっていない。
737MAXは客室に通路を一つ備える「単通路」型。現行の737のエンジンを最新型に置き換えるなどし、燃費を向上する。就航当初の「次世代型737」型機と比べ、燃費性能を20%以上改善するという。2016年の初飛行、17年第3四半期(7―9月)の初納入を予定。現時点で2720機の受注がある。
737型機は現在、月産42機を製造するボーイングのベストセラー機種。単・中距離路線に主に投入されている。ボーイングは18年から月産52機に増産する方針を決めている。同機種には日本の装備品メーカーなどが一部の部品を供給しているが、機体製造にはほとんど関わっていない。
日刊工業新聞 2015年06月04日 機械・ロボット・航空機面を加筆修正