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私鉄タッグでベトナムに出発進行!

西鉄と阪急不動産が初の海外マンション事業
私鉄タッグでベトナムに出発進行!

建設するマンション「フローラ アンダオ」

 西日本鉄道は阪急不動産(大阪市北区)と、東南アジア地域でのマンション分譲事業に乗り出す。両社とも海外で同事業を手がけるのは初めて。1号案件としてベトナムの大手住宅デベロッパーと提携し、ホーチミン市内の現地人向けマンション開発に参画する。アジア地域でのマンション分譲に対する情報や事業ノウハウを蓄積し、今後も2社共同で展開する。

 現地大手のナムロン投資(ホーチミン市)が保有するマンション事業子会社「グェン・フック」に、西鉄と阪急不動産が出資する。出資比率はナムロン50%、西鉄と阪急不動産が各25%となる。出資額は非公表。

 建設するマンション(イメージ)は2016年7月完成予定で、現地のアッパーミドル層をターゲットに手ごろな価格で提供。総事業費は約5000億ベトナムドン(約28億円)。敷地面積1万1236平方メートル、15階建てで総戸数500戸。販売はナムロン投資が行う。
日刊工業新聞2015年03月26日 建設・エネルギー・生活面
三苫能徳
三苫能徳 Mitoma Takanori 西部支社 記者
西鉄は海外事業を拡大中。2015年秋には韓国・ソウルにホテルをオープン予定です。

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