デング熱・ウイルス感染症対策はできてますか?

日用品メーカー各社が効き目アップの防虫剤など投入

 2014年に国内で69年ぶりにデング熱が見つかるなどウイルス感染症の広がりで消費者の防虫・殺虫への意識が高まっている。こうしたニーズに応え、アース製薬は3月に大容量タイプの虫よけスプレーを発売。フマキラーは効果を大幅にアップした虫よけを6月に市場投入する予定で、夏の到来を控えて“暑い”戦いが始まっている。

 フマキラーが6月に発売する携帯用虫よけ「どこでもベーププレミアム」は“史上最強処方”と銘打ち、有効成分メタフルトリンを高濃度に配合して従来比15倍の虫よけ効果を実現した。カートリッジを付属ベルトで腕や腰に取り付けて外出先に携帯できる。虫による感染症を懸念する消費者の要望に応えた。

 アース製薬は3月に直接肌に塗る虫よけスプレー「サラテクト」シリーズから大容量タイプの400ミリリットルを発売。有効成分ディートを配合し、効き目が約10時間持続する。デング熱の発生以降、これまで虫よけスプレーになじみがなかった消費者の利用が一気に増加したことと、1回当たりの使用量の増加、店頭でまとめ買いをする消費者が増えたことなどに対応した。

 同社お客さま相談室の渡瀬学室長によると「従来のサイズでは、お祭りなどで外出する際に家族で使うとすぐに使い切ってしまう。もっと大きいサイズの虫よけスプレーが欲しいという声が多く寄せられた」。同社では「店頭での売れ行きも増量タイプの方が好調。家族全体での予防意識の高まりがある」(広報)としている。

 殺虫剤市場でトップシェアを占めていた空間用虫よけは、蚊やダニなどの感染症の影響や、今年2月に消費者庁が空間虫よけの表示根拠が不十分として景品表示法違反の措置命令を出したことで販売が減少。フマキラーの調べでは空間用虫よけの売り上げ(5月時点)が昨年比3割減であるのに対して塗る虫よけタイプが同2・2倍増。また、屋外用電池式虫よけタイプは国内の防虫意識の高まりに加えて訪日外国人からも人気を集め、同2・5倍増で好調に推移している。

日刊工業新聞2015年05月22日 建設・エネルギー・生活面

日刊工業新聞 記者

日刊工業新聞 記者
06月03日
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昨年、69年ぶりにデング熱感染者が出たのにはビックリ。
今年も蚊の対策は十分にしなくちゃ!

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中島 貴史
中島 貴史
06月03日
デング熱はかなり驚きでした。蚊などの虫を媒介とする病気は意外にもあるので、対策をしっかりしておきたいですね。
  

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