クッションがリモコンに!柔らか日用品をIoT化
慶大が起動スイッチに変える技術を開発、5年内の実用化目指す
慶応義塾大学理工学部の杉浦裕太助教と杉本麻樹准教授らは、クッションやぬいぐるみなどの柔らかな日用品をIoT(モノのインターネット)の起動スイッチに変える技術を開発した。
光センサー付のベルトを巻き付けてクッションなどの変形を計測し、信号を出す。後付けできる上、IoT化する対象を選ばないのが特徴。利用者の状態に合わせて、テレビや照明のリモコンのように応用が可能。5年内の実用化を目指す。
布製のベルトに光センサーを張り付け、クッションなどに巻いて使う。クッションが手で押されて変形すると光センサーとクッション表面の距離が変わり、反射光の強度として変形を捉える。
あらかじめ「抱きしめる」「なでる」などの行為と変形量のデータを集めれば機械学習で判定可能。大きさ20センチメートル程度のクッションに2本のベルトを巻くと、9カ所を押してそれぞれの位置を97%以上の精度で判定できた。
位置判定ができれば、クッションをテレビや照明、エアコンなどのリモコンのように使える。「なでる」など小さな変形では8割程度の識別率だった。
『スマートファクトリーJapan』
製造現場や生産管理の先進化や効率化を目指す「スマートファクトリーJapan 2017」を2017年6月7日(水)〜9日(金)の日程で、東京ビッグサイトにて開催。本展示会は、製造工場においてスマートファクトリーを実現するうえで、欠かすことのできない「IoT」や「インダストリー4.0」を搭載した生産管理・システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品を展示公開いたします。
また、昨年まで「クラウドコミュニティ」という名称でセミナーセッションを中心に企画展を実施してまいりましたが、時代の潮流に合わせてID獲得型フォーラムとして「IoT・AI Innovation Forum」を同時開催いたします。
【出展者募集中】>
光センサー付のベルトを巻き付けてクッションなどの変形を計測し、信号を出す。後付けできる上、IoT化する対象を選ばないのが特徴。利用者の状態に合わせて、テレビや照明のリモコンのように応用が可能。5年内の実用化を目指す。
布製のベルトに光センサーを張り付け、クッションなどに巻いて使う。クッションが手で押されて変形すると光センサーとクッション表面の距離が変わり、反射光の強度として変形を捉える。
あらかじめ「抱きしめる」「なでる」などの行為と変形量のデータを集めれば機械学習で判定可能。大きさ20センチメートル程度のクッションに2本のベルトを巻くと、9カ所を押してそれぞれの位置を97%以上の精度で判定できた。
位置判定ができれば、クッションをテレビや照明、エアコンなどのリモコンのように使える。「なでる」など小さな変形では8割程度の識別率だった。
製造現場や生産管理の先進化や効率化を目指す「スマートファクトリーJapan 2017」を2017年6月7日(水)〜9日(金)の日程で、東京ビッグサイトにて開催。本展示会は、製造工場においてスマートファクトリーを実現するうえで、欠かすことのできない「IoT」や「インダストリー4.0」を搭載した生産管理・システムをはじめ、製造設備・装置、その他、生産工場に関する技術・製品を展示公開いたします。
また、昨年まで「クラウドコミュニティ」という名称でセミナーセッションを中心に企画展を実施してまいりましたが、時代の潮流に合わせてID獲得型フォーラムとして「IoT・AI Innovation Forum」を同時開催いたします。
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日刊工業新聞2017年3月22日