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もうランディングページはいらない?分散型の動画配信サービスが主流に

トピカ、企業向けメディア運営代行サービスを開始
 トピカ(東京都渋谷区、麓俊介社長)は、企業向けに動画メディア運営代行サービスを立ち上げた。自社で運営する男性向け料理メディア「GOHAN」の運営実績、ユーザー分析ノウハウを活用する。動画制作からネット配信、データ分析、広告運用までを手がけるのが特徴。動画メディアによるキャンペーンや商品広告などの需要を取り込み、今夏までに10社への導入を見込む。

 動画メディア運営代行サービスは撮影、編集、ページ制作、データ分析、広告運用までを含む総合支援として展開する。ユーザー企業に対し、ネット上に配信したコンテンツにどういう反響があったのかなどを調査し、定期リポートで報告する。

 これまで企業が動画を使ったプロモーションを行う場合、制作会社や広告代理店など複数の業者とやりとりをする必要があった。このため、運用の手間やコストがかかっていた。新サービスは、「垂直統合型で運用するので、従来型のメディア運営に比べ改善速度が早い」(麓社長)という。

 企業によるウェブ展開は自社サイトへの誘導から、フェイスブックやツイッター、LINE(ライン)など会員制交流サイト(SNS)へ直接コンテンツを配信する手法に軸足が移っている。トピカは配信先に応じたコンテンツの最適化ノウハウや、独自の分析ツールを持つ強みを生かし、サービスを展開する。

日刊工業新聞2017年3月22日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
ニュースサイトではトップページを訪れるより、ポータルやSNS経由で記事を読む層が主流となっています。企業のプロモーションも、SNSなどに直接動画コンテンツを配信する方式が主流になっていくと予想され、メディアや広告代理店、制作会社のあり方も問われています。

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