NTNと神奈川工科大、EVシステムの技術論文がベスト論文賞を受賞
NTNのEVモジュール事業本部と神奈川工科大学の共同研究成果の論文が、自動車技術会主催の国際会議「先進車両運動制御学会シンポジウム」で全136件の発表論文の中で最も優れた論文に選ばれた。研究メンバーの平田淳一主査は「NTNのモジュール技術を認めてもらう契機になれば」と話している。
論文テーマは「フルドライブバイワイヤEVのタイヤ力配分制御を統合したタイヤ前後力を用いたロール制御」。両者が研究する4輪独立駆動のインホイールモーター電気自動車(EV)の特性を生かした技術となる。
自動車はコーナリングの際、車体の揺れの原因となるロール運動が発生する。一般的にはスタビライザーをサスペンションに取りつけて抑制するが、同EVはタイヤの駆動と曲がりを独立制御できるためタイヤにかかる負荷を均一化した。前例のない制御だけに計算式が膨大で検証も難しく苦労したという。
今回の技術は特殊な自動車のものだが、ハード、ソフト両面から自動車の走りを良くするというアプローチは一般車にも通じる。
論文テーマは「フルドライブバイワイヤEVのタイヤ力配分制御を統合したタイヤ前後力を用いたロール制御」。両者が研究する4輪独立駆動のインホイールモーター電気自動車(EV)の特性を生かした技術となる。
自動車はコーナリングの際、車体の揺れの原因となるロール運動が発生する。一般的にはスタビライザーをサスペンションに取りつけて抑制するが、同EVはタイヤの駆動と曲がりを独立制御できるためタイヤにかかる負荷を均一化した。前例のない制御だけに計算式が膨大で検証も難しく苦労したという。
今回の技術は特殊な自動車のものだが、ハード、ソフト両面から自動車の走りを良くするというアプローチは一般車にも通じる。
日刊工業新聞2015年06月02日 自動車面