本社丸ごと「ロボット村」!安川電機が創立100周年で
「グローバル企業が北九州市にあることを、地域と子どもたちが誇りに思ってもらいたい」(津田会長)
【北九州】安川電機は1日、2015年の創立100周年を記念して再編を進めていた本社事業所が完成したと発表した。事業所全体を「ロボット村」と称し、新本社棟やロボット工場のほか、最新のロボットを展示したゲストエリア「みらい館=写真」や緑地帯「YASKAWAの森」も整備。一般にも開放して、モノづくりの楽しさやすごさを発信していく。総事業費は100億円超。
津田純嗣会長兼社長は「グローバル企業が北九州市にあることを、地域と子どもたちが誇りに思ってもらいたい」としている。
ロボット村は最新のエネルギー管理システムを導入し、ピーク電力を従来比18%削減、二酸化炭素(CO2)排出量も半減した。みらい館1階にはバイオメディカル双腕を含めた産業用ロボット「モートマン」11台を展示。2階には体験型アトラクションも用意し、見学者が最新ロボット技術に触れるエリアとした。
一方、ロボットの将来性について、AI(人工知能)ばかりが先行し、センサーやアクチュエーターが遅れていると指摘した上で「多くの工場に産業用ロボットが普及するにはまだ30―40年かかるだろう。その間は人とロボットとの協調を考え、新産業を育てていく。食品や医薬品、農業など求められている分野は広い。利用者側の教育にも力を入れたい」(津田会長兼社長)とした。
津田純嗣会長兼社長は「グローバル企業が北九州市にあることを、地域と子どもたちが誇りに思ってもらいたい」としている。
ロボット村は最新のエネルギー管理システムを導入し、ピーク電力を従来比18%削減、二酸化炭素(CO2)排出量も半減した。みらい館1階にはバイオメディカル双腕を含めた産業用ロボット「モートマン」11台を展示。2階には体験型アトラクションも用意し、見学者が最新ロボット技術に触れるエリアとした。
一方、ロボットの将来性について、AI(人工知能)ばかりが先行し、センサーやアクチュエーターが遅れていると指摘した上で「多くの工場に産業用ロボットが普及するにはまだ30―40年かかるだろう。その間は人とロボットとの協調を考え、新産業を育てていく。食品や医薬品、農業など求められている分野は広い。利用者側の教育にも力を入れたい」(津田会長兼社長)とした。
日刊工業新聞2015年06月02日 3面