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ゲオ、TSUTAYA、ブックオフなど8社がスクラム。中古携帯普及へ団体設立

安価な中古品流通、不正排除で協力
ゲオ(名古屋市中区)、TSUTAYA(東京都渋谷区)、ブックオフコーポレーション(相模原市南区)など8社は14日、中古携帯電話の普及を目指す業界団体「リユースモバイル・ジャパン」を設立したと発表した。中古携帯の下取りや販売をする企業が集まり、安価な中古品の流通や不正業者の排除、海外への資源流出の防止で協力する。

他に携帯市場(東京都千代田区)、エコケー(同渋谷区)、ネオリア(同港区)、日本テレホン、パシフィックネットが参加する。

新品より安く機種変更できる手軽さから中古携帯の需要が増えており、業界団体を作ることで消費者保護などを行政に働きかける。

携帯通信事業者の下取り価格が高くなっており、まずは加盟社が価格を毎月公表して透明化を訴える。中古携帯電話の2017年度の市場規模は12年度比3倍の約300万台に拡大する見通し。
2017年3月15日付日刊工業新聞
松木喬
松木喬 Matsuki Takashi 編集局第二産業部 編集委員
家でも、中古スマホはWi-Fi接続機としてネットや音楽再生機に使っています。中古機が流通すれば、安くて選べる機種も多くなりそうです。そもそも、どこが新しくなったのか不明なマイナ-チェンジが多いですよね。過剰サービスが日本の生産性を落としていると指摘されていますが、マイナーチェンジも競争力低下を招いていませんか。

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