「豊洲移転考えられない」築地市場の水産仲卸組合が新体制

環境問題と市場の持続可能性の両面から判断を

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早山豊理事長
 東京都中央卸売市場築地市場(東京都中央区)内の水産仲卸業者で組織する東京魚市場卸協同組合は1日、早山豊理事長(写真)をトップとする新執行部体制の発足会見を開いた。早山理事長は築地移転・現在地再整備に関する会見ではないことを断った上で「現段階での豊洲市場(同江東区)への移転は考えられない」との意見を述べた。

 豊洲市場の土壌汚染対策等専門家会議が実施しているモニタリング再調査結果が3月半ばに出るが、「小池百合子東京都知事がこの暫定調査結果に対し、どう評価し感想を述べるのか見守りたい」と語った。築地市場が老朽化する中で早急に求められる補修・修繕については具体的例を挙げながら都と交渉していく考えを示した。

日刊工業新聞2017年3月2日

COMMENT

安東泰志
ニューホライズンキャピタル
会長

豊洲移転の可否は、環境問題と市場の持続可能性の両面から判断されるべきもの。後者は、移転後毎年150億円規模の赤字が出ていくことをどう考えるか。これらは農水省の移転認可審査でも見られるポイントだ。その間、築地の改修は進めなければならない。

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