宇多田効果?サントリーが100億円かけ「天然水」の工場増強

昨年初めて1億ケース突破、今年もさらなる上積み狙う

 サントリー食品インターナショナルは、ミネラルウオーター「サントリー天然水」ブランド商品の生産能力を増強する。子会社の生産拠点である天然水奥大山ブナの森工場(鳥取県江府町)、生産を委託するサントリー九州熊本工場(熊本県嘉島町)に総額126億円を投じてラインを増強する。年間生産能力を、それぞれ2500万ケース(従来1500万ケース)と1000万ケース(同600万ケース)に高める。

 サントリー食品インターナショナルが増設するライン稼働予定は、いずれも5月。これと別に生産委託先の信濃高原食品(長野県須坂市)の富士小山工場(静岡県小山町)でも、果実の香りなどを添加したフレーバーウオーターの専用ラインを4月に稼働させる。同ラインの年間生産能力は1200万ケース。天然水ブランドの販売数量は、16年に前年比6%増の1億60万ケースと、初めて1億ケースを超えた。17年も同5%増の1億600万ケースと、高い成長を目指している。

 「健康志向に加え、都市化の進展などで人々が清浄な水や自然のイメージの商品を求めるようになった」(沖中直人執行役員)ことを背景に、今後も伸びが続くと判断。主力工場の天然水南アルプス白州工場(山梨県北杜市、年間能力6000万ケース)以外でも生産能力を増やす。

 南アルプス、奥大山、阿蘇の地域ブランドで、それぞれの天然水の価値をPRすると同時に、「ヨーグリーナ」といったフレーバーウオーターの伸長には協力先の工場で対応する。ヨーグリーナに続くフレーバーウオーターの新商品も4月25日に発売する。
「天然水」のラインを増強する奥大山工場

日刊工業新聞2017年2月24日

明 豊

明 豊
02月26日
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ヒッキーのCMはいいですね。僕はボルビック派なんですが・・

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