アップル新本社は豊洲市場と同じ投資額。イノベーターが出会う「場」に

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アップル・パーク
 米アップルは、カリフォルニア州クパティーノに建設している新本社に4月から順次移転する。6カ月かけて1万2000人の従業員が引っ越すという。

 新本社の名称は「アップル・パーク」。サンタクララバレーの中心部の約70万平方メートルを緑地化。世界最大級の曲面ガラスで覆われた円環の建物を建設した。同オフィスには1000人を収容できるホールがあり、市議会での構想発表から4カ月後に亡くなったジョブズ氏にちなみ「スティーブ・ジョブズ・シアター」と名付けられた。
「スティーブ・ジョブズ・シアター」(アップル提供)

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「アップルに対するスティーブのビジョンは死後もずっと私たちと共にある」とのコメントを発表。「アップル・パークをこれからの世代にとってイノベーションの原点にしようとスティーブは考えていた」と話している。

 新本社の外観はジョブズの当初のアイディアとほぼ同じ。ジョブズは新本社のアイディアをクパチーノ市議会に2011年に説明。ジョブズはその数ヶ月後に亡くなったので、「アップル・パーク」の説明がジョブズ最後のプレゼンとなった。
「アップル・パーク」(アップル提供)

 アップルはビルの内部デザインについてはきわめて秘密主義である。そのためフェイスブックの本社のように広いオープンスペースがあるのかなどは不明だ。

 26万平方メートルといわれる屋根はソーラーパネルで覆われており、これによりでは「アップル・パーク」は100%再生可能エネルギーが用いられる。

 建設費用は推定50億ドル(約5657億円)とみられている。
                


ニュースイッチオリジナル

COMMENT

安東泰志
ニューホライズンキャピタル
会長

デザイン志向で製品開発を進めたスティーブ・ジョブスらしいオフィス。イノベーションの促進には、イノベーターたちが出会う「場」の存在が大事と言われる。高額な投資だが、ちょうど豊洲市場の総工費と同じ。どちらが有益な投資かは明らかだろう。

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