「インプレッサ」絶好調でプレス部品メーカー、米国拠点を2倍に拡張

深井製作所と豊田鉄工の合弁が生産能力引き上げ。従業員も倍増へ

  • 1
  • 1
新型「インプレッサ」の前に立つ富士重の吉永社長
 深井製作所(栃木県足利市、深井孟社長)と豊田鉄工(愛知県豊田市、宝田和彦社長)は、共同出資する米国生産拠点、フカイトヨテツインディアナコーポレーション(FTIC、インディアナ州、深井知社長)の生産能力を大幅に増強する。2019年までに工場の延べ床面積を2倍に拡張し、従業員も2倍に増やす。富士重工業の現地生産子会社からの自動車プレス部品の受注増に対応する。

 両社はこれに先立ち2月初旬に、FTICの資本金を約60億円に倍増した。従来は豊田鉄工グループと深井製作所が折半出資して約30億円。今回、それぞれ約15億円ずつ増資した。

 現在の工場建屋の延べ床面積は約1万1400平方メートルで、これを約2万2800平方メートルに拡張する。新たに加圧能力3000トンと1600トンのトランスファープレス、1000トンのブランキングプレス機を導入。従来の3000トン機、1000トン機と合わせ計5基となる。従業員も300人程度まで倍増させる計画だ。

 FTICは14年に設立し、16年に本格稼働を始めた。深井製作所は富士重の1次サプライヤーで、豊田鉄工とのFTICが初の海外生産子会社。富士重は「インプレッサ」などの米国生産を18年度末に年間43万6000台に引き上げ、新車種の生産も計画。FTICはそれらに対応する設備などを準備していく。
深井製作所と豊田鉄工が共同出資するFTICの工場建屋(米インディアナ州)

日刊工業新聞2017年2月22日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

両社はFTICの設立時に、20年度の売上高目標を91億円と設定。今回の拡張に伴い生産能力の増強が順調に進めば、同140億円に引き上がる見通しだ。

関連する記事はこちら

特集