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トヨタの隠れた名車、タイでリニューアル

8代目となる「ハイラックス」がお目見え
 トヨタ自動車は21日、小型ピックアップトラック「ハイラックス」を全面改良してタイで発売したと発表した。トヨタが11年ぶりに全面刷新する新興国向け戦略車「IMVシリーズ」の立ち上げ車種。新開発のディーゼルエンジンや変速機を搭載した。

 タイでの販売価格は約200万―約400万円で、月間販売目標は1万4000台。日本では販売せず、アジアを中心に順次、販売地域を拡大する。

 リーフスプリングとショックアブソーバー(緩衝器)の改良で衝撃吸収性や振動減衰性を高めた。サスペンションは使用環境に合わせて3仕様を設定した。

 エンジンの排気量はディーゼル車が2400ccと2800cc、ガソリン車が2700ccで、低速トルクを大幅に向上した。タイ仕様では約10%の燃費改善が見込める。

 全面改良したハイラックスは今回で8代目。1968年の発売から世界180カ国・地域以上で累計1600万台以上を販売している。

日刊工業新聞2015年5月22日自動車面
清水信彦
清水信彦 Shimizu Nobuhiko 福山支局 支局長
中東とかアフリカとかでの戦争で、「TOYOTA」と後ろに大きくロゴが入ったこの車があまりにも多く使われるので「トヨタ戦争」というありがたくない言い方もされるようです。 どんだけ酷使しても壊れない、という定評が、テロリストとかの間でも浸透しているからだとか。 そんなトヨタの隠れた名車。日本ではあまり乗るチャンスはないですが、頑丈さをちゃんと受け継いでいることを期待したいですね。

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