「レンジャー」は16年ぶりの全面改良。中型トラック、新車続々

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日野自動車の現行中型トラック「レンジャー」
 商用車メーカーが9月に国内で強化される排出ガス規制に向けて、中型トラックの新型車を投入する。日野自動車が16年ぶりに全面改良するほか、いすゞ自動車や三菱ふそうトラック・バスもエンジンの改良などで燃費性能を向上する。1ラインで複数車種を手がける混流生産や部品共通化で生産効率も高める。規制への対応と共に価格競争力や商品力を高め、買い替え需要を取り込む。

 日野自の新型車はパワートレーンの改良や安全性能の向上などを図った車となる見込み。新型は1月中に全面稼働する古河工場(茨城県古河市)で生産する。

 古河工場には同様に全面改良する大型トラックの生産も日野工場(東京都日野市)から移管する。日野工場では大型と中型を複数ラインで生産していたが、古河工場では1ラインに集約。大型と中型を混流生産して効率化する。

 いすゞは燃費性能や利便性を向上した新型の中型トラックを投入する。17年内に米国でも新型を投入する。日米で販売するトラックはそれぞれ仕様は異なるが、エンジンやキャブ(運転席部分)などは日本から輸出して共通化し、量産効果を狙う。

 三菱ふそうトラック・バスは6気筒のディーゼルエンジンを改良して搭載する。18年以降に4気筒の別のディーゼルエンジンを投入して燃費性能を高めた新型車の販売も予定する。

 UDトラックスはいすゞから中型トラックをOEM(相手先ブランド)調達し、新型車として投入する。

COMMENT

新排出ガス規制は、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を現状の基準と比べ約4割減となる1キロワット時当たり0・4グラム以下に抑えることが求められる。車両総重量7・5トン超のディーゼルエンジン搭載車は8月までに規制に対応する必要がある。 (日刊工業新聞第一産業部・西沢亮)

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