世界遺産を守るヤマハ発の無人ヘリ―三保松原で薬剤散布

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 世界遺産の三保松原(みほのまつばら)を守れ―。静岡市が26日行った三保松原の松くい虫防除のための薬剤散布で活躍したのは、ヤマハ発動機の産業用無人ヘリコプター「フェーザー=写真」だ。操作距離150メートルの遠隔操作タイプ。「羽衣の松」周辺など約10ヘクタールに薬剤を散布した。

 三保松原では2014年に試験散布し、松枯れ被害が減少するなど効果が確認された。今回の散布は27日早朝と6月中旬にも行う予定。今後は無人ヘリから画像を撮影し、松林の早期診断や予防、治療につなげることも検討している。

 ヤマハ発の無人ヘリは遠隔操作タイプのほか自律航行タイプもある。農薬散布など農業分野で使われてきたが、近年は福島県での空中線量率の調査や鹿児島県・桜島への地震計設置などに用途が広がっている。

日刊工業新聞社2015年05月27日 機械・ロボット・航空機面

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昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

用途の広がりがみられる無人ヘリ。インフラだけでなく、自然や文化的財産を守るためにも、これからたくさん活躍しそうです。

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