三菱電機のIHクッキングヒーター、他社が真似できないヒミツ

緻密な火加減調整調整を自社開発のパワー半導体で実現

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対流機能使用の有無を比較(左が機能あり。ルーの溶け切った状態)
 カレーを自動でかき混ぜて調理―。三菱電機は、電磁誘導加熱(IH)クッキングヒーター2製品を発売する。ファミリー層向け「びっくリングIH」は2月1日、少人数世帯向け「シンプルIH」は4月21日にそれぞれ発売する。価格は75センチメートル幅のびっくリングIHが40万円(消費税抜き)、シンプルIHは20アンぺア仕様で16万8000円(同)。
 
 びっくリングIHの特徴は「対流煮込み加熱」機能。自動で対流が発生するため、カレーのルーなどをかき混ぜる必要がない。火加減の調整を3段階から5段階に増やしており、失敗しがちな煮込み料理を簡単に調理できる。

 また、シンプルIHは通常の加熱や揚げ物など簡単な機能のみに特化した。一人暮らしなどの世帯に向けて製品の機能を絞り込んだ。低価格を実現し、利便性を追求した。

日刊工業新聞2017年1月19日

COMMENT

後藤信之
編集局第一産業部
デスク

対流機能を持つIHクッキングヒーターは、すでに他社も展開している。その中で三菱電機の「びっくリングIH」は、5段階という緻密な火加減調整を可能にしたのが特徴。これにより煮込み料理を一層おいしくできるという。緻密な調整機能は、自社開発のパワー半導体を採用して実現した。核デバイスから完成品まで手がける三菱電機の真骨頂といえる。高機能が消費者にどう評価されるか、売れ行きに注目したい。ちなみに製品発表会に参加した記者によると、試食品として用意されたカレーは「2日目の味がした!」という。

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