新幹線初、車両研ぎと車体の水性塗装にロボット使用
JR東海が浜松工場に導入
JR東海は新幹線車両を検査・修繕する浜松工場(浜松市中区)の新ラインに、先頭車両の研ぎ作業ロボットと車体の水性塗装ロボットを導入した。いずれも日本初の取り組み。研ぎ作業の時間を5分の1に短縮するなど、自動化により効率化できる。2010年から730億円を投じる大規模改修工事の一環。新ラインでは動線や作業環境の効率化も実施し、従来より1日短い14日間で検査・修繕できる。
新幹線車両は3年間または120万キロメートルの走行以内に、浜松工場で検査・修繕される。先頭車両では、塗装しやすくするため表面を粗くする作業が必要になる。日本車両製造とパナソニック環境エンジニアリング(大阪府吹田市)が納入したロボットは、6本のアームが自動で研ぐため、時間短縮と品質の安定化につながる。
車体塗装ロボットは常盤電機(岐阜県各務原市)製。従来は油性塗料を採用していたが、水性塗料の採用に合わせ導入した。水性塗料で重要な温・湿度管理に対応する。水性塗料の採用で、環境負荷を低減できる。
大規模改修工事は既存建物の補強などを残しており、19年3月までに完了する。
新幹線車両は3年間または120万キロメートルの走行以内に、浜松工場で検査・修繕される。先頭車両では、塗装しやすくするため表面を粗くする作業が必要になる。日本車両製造とパナソニック環境エンジニアリング(大阪府吹田市)が納入したロボットは、6本のアームが自動で研ぐため、時間短縮と品質の安定化につながる。
車体塗装ロボットは常盤電機(岐阜県各務原市)製。従来は油性塗料を採用していたが、水性塗料の採用に合わせ導入した。水性塗料で重要な温・湿度管理に対応する。水性塗料の採用で、環境負荷を低減できる。
大規模改修工事は既存建物の補強などを残しており、19年3月までに完了する。
日刊工業新聞2017年1月16日