これで酔っ払っても大丈夫?ホームからの転落防止は直角ベンチで
JR西日本や大阪市交通局が椅子の向きを90度変える
酔客のホームからの転落事故を防止しようと、JR西日本や大阪市交通局が駅のベンチの向きを90度変える(写真)という「コロンブスの卵」的発想に基づく取り組みを進めている。
JR西安全研究所と大阪市営地下鉄を運営する同市交通局が共同で、防犯カメラの映像などから酔客の転落例136件のパターンを分析した。その結果、酔客の動きが確認できた82件のうち、「線路に向かって歩いて転落」が47件と6割近くを占めていることが判明。「ホームの端で立ったり座ったりしている状態から転落」が23件、「ホーム上を線路に沿って歩いて転落」が12件だった。
JR西安全研究所と大阪市営地下鉄を運営する同市交通局が共同で、防犯カメラの映像などから酔客の転落例136件のパターンを分析した。その結果、酔客の動きが確認できた82件のうち、「線路に向かって歩いて転落」が47件と6割近くを占めていることが判明。「ホームの端で立ったり座ったりしている状態から転落」が23件、「ホーム上を線路に沿って歩いて転落」が12件だった。
日刊工業新聞2017年1月11日