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ANA、国内プレミアムクラスで「温かい食事」の路線拡大へ

6月から順次10路線に。お茶菓子はトシ・ヨロイズカ監修のバウムクーヘンなど
ANA、国内プレミアムクラスで「温かい食事」の路線拡大へ

羽田発便で提供する「日本料理 よし邑」の料理(ANA提供)

 全日本空輸は6月から、国内線プレミアムクラスで、温かい食事を提供する路線を拡大する。また、8月末までは飲み物の無料メニューに、アイスコーヒーを用意する。

 温かい食事は2014年12月から導入。現在の対象路線は、羽田-札幌線、伊丹線、福岡線の3路線で、6月1日からは伊丹ー福岡線、札幌線、福岡ー札幌線の3路線を加え、6路線で提供する。7月1日には那覇空港にも広げ、羽田線と伊丹線、福岡線、札幌線の4路線でも用意し、計10路線に増やす。

 同クラスの食事「Premium GOZEN(プレミアム ゴゼン)」を提供する朝食(午前10時59分以前の出発便)と昼食(午前11時から午後1時)、夕食(午後5時以降)の3時間帯のうち、昼食と夕食で温かい食事を用意する。

 夕食帯では、有名店がプロデュースしたメニューを提供。コラボレーションパートナーは、新たな店舗と組む。羽田発は東京・板橋区の「日本料理 よし邑」、伊丹発は大阪・千里山の「日本料理 千里山 柏屋」、札幌発は札幌市・円山の「日本料理 潤花」、福岡発は福岡市・薬院の「日本料理 洗心」が手掛ける。

 また、飛行時間が短い一部路線を除く全路線で提供する茶菓子「Premium SABO(プレミアム サボウ)」では、2004年に恵比寿、2007年に東京ミッドタウンで「Toshi Yoroizuka(トシ・ヨロイヅカ)」をオープンしたパティシエ、鎧塚俊彦シェフが監修したバウムクーヘンやサブレなどを用意。午後1時1分から午後4時59分に出発する便が対象となる。

 同じく6月1日からは、飲み物の無料メニューに毎年恒例となったアイスコーヒーを用意。プレミアムクラスではスターバックスの、普通席ではANAオリジナルのアイスコーヒーを提供する。8月31日までの予定。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
ANAが国内線プレミアムクラスの機内食で温かい食事の提供路線を拡大。現在羽田発着の伊丹線と福岡線、札幌線が対象ですが、伊丹ー札幌線など羽田以外の3空港間の路線にも6月から拡大します。7月からは那覇空港も加わり10路線に増えます。

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