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北海道・伝統の漁師メシ復活。「糠(ぬか)ニシン」って知ってる?

北海道の「いわない前浜市場」がお茶漬け用に発売
北海道・伝統の漁師メシ復活。「糠(ぬか)ニシン」って知ってる?

お茶漬け4食分のぬかニシンを真空パックにした

 いわない前浜市場(北海道岩内町、櫛田泉代表社員、0135・63・2110)が運営する岩内鰊総合研究所(同)は、“ぬかニシン”を使ったお茶漬け「伝統の漁師メシ・岩内鰊和次郎=写真」を発売した。消費税込みの価格は1箱756円。まず北海道内の主要な土産物屋から売り出し、初年度2万4000個の販売を目指す。

 伝統の漁師メシ・岩内鰊和次郎は、お茶漬け4食分のぬかニシンを真空パックにした。食べやすいように塩分を控えめにし、切り身に分けた。商品名は実在のニシン漁師にちなんで名付けた。ぬかニシンのお茶漬けは、岩内町内で伝統的に食べられていた。ご当地グルメとして普及させようと復活させた。
日刊工業新聞 2016年1月6日
斉藤陽一
斉藤陽一 Saito Yoichi 編集局第一産業部 デスク
 岩内鰊総合研究所のHPによると、糠ニシンは「糠と塩で熟成させた深いうまみ」があり、「食欲増進などのスタミナ源として江戸中期ごろから親しまれている郷土の味」とのこと。東京のアンテナショップとかでも買えるとうれしいのですが・・・。

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