パナソニック、米国で次世代交通システムの実証実験
スマートシティーでの自動運転に活用
【米ラスベガス=錦織承平】パナソニックは2017年内に米国で次世代交通システムの実証実験を始める。デンバー国際空港(コロラド州)周辺のスマートシティー(次世代環境都市)開発計画の一環。車と歩行者、インフラ設備を無線で結び、車車間、歩車間、路車間の相互通信システム「V2X」を実証。自動集荷・配送車や無人バスなどの自動運転車の導入に活用する。自動運転で先行する米国で実証を進め、現地での事業拡大につなげる。
パナソニックは歩車間通信システムとして、車に搭載する無線通信端末と、歩行者の位置を測って無線送信する技術を開発した。見通しの悪い交差点でも歩行者が道路を渡る数メートル手前で車の運転手に警告を鳴らす。
また、交差点付近の信号柱などに設置したレーダーで広範囲の歩行者と車の動きを個別に検知して警告を送るインフラ用装置も開発した。これらを使えばスマートシティー内で無人バスを走らせたり、システムが交差点周辺の交通事故リスクの低減や交通渋滞の緩和に役立つかを検証できる。
<全文は日刊工業新聞電子版に会員登録して頂くとお読みになれます>
パナソニックは歩車間通信システムとして、車に搭載する無線通信端末と、歩行者の位置を測って無線送信する技術を開発した。見通しの悪い交差点でも歩行者が道路を渡る数メートル手前で車の運転手に警告を鳴らす。
また、交差点付近の信号柱などに設置したレーダーで広範囲の歩行者と車の動きを個別に検知して警告を送るインフラ用装置も開発した。これらを使えばスマートシティー内で無人バスを走らせたり、システムが交差点周辺の交通事故リスクの低減や交通渋滞の緩和に役立つかを検証できる。
<全文は日刊工業新聞電子版に会員登録して頂くとお読みになれます>
日刊工業新聞2017年1月4日