新しい斜め焼き付き対策ボルト、先端のガイド部分を短縮

メイドーが量産、足回り部品の需要を開拓

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eガイド(手前)と従来のガイド付き斜め焼き付き対策ボルト
 メイドー(愛知県豊田市、長谷川裕恭社長)は2017年2月に、先端のガイド部分を短縮した新たな斜め焼き付き(かじり)対策ボルトの量産を始める。「eガイド」の名称で幅広い製品で展開する。ガイド部分のある従来の対策ボルトに比べ軽量化したほか、ガイド部分のない通常のボルトとコストもほとんど変わらないメリットを訴求。自動車の重要保安部品である足回り部品などで需要を開拓する。

 eガイドは月間数万個規模で生産を始める。ボルトの供給先で性能を実証したところ、斜めからボルトを締めても雄ネジと雌ネジが密着して動かなくなる焼き付きの不良が出ないことを確認した。既存設備を使って量産できるため国内工場に加え、顧客の要望により海外工場での生産も検討する。

 ネジの切り始めから完全なネジ山になるまでの位置角度を60度に設定し、ガイド部分の直径を太くすることでボルトを斜めに締めても焼き付き前に空転する機構を付加した。

 ガイド部分が長い対策ボルトと同等以上の性能で、ガイド部分が短いため軽量化やコスト低減につながる。高性能ながら通常のボルトとコストが変わらないことから既存ボルトとの置き換えも提案する。

 メイドーの焼き付き対策ボルトは自社製品の約2割を占めており、付加価値の高いeガイドの投入で新たに需要を掘り起こす。

日刊工業新聞2016年12月27日

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

作業姿勢の悪くなる足回り部品などの締結にeガイドを使えば、熟練作業者と経験の浅い作業者の技能差を縮める効果も期待できそうだ。供給先は通常のボルトと同様に設計しやすいメリットもある。

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