建設機械が農機になる!油圧ショベルで耕す掘削パーツ誕生
輝喜重機(沖縄県東村、金城一喜代表)は、建設機械を農業に利用するためのアタッチメントを開発した。油圧ショベルのアーム先端に取り付け、走行しながら地面を掘り進める。土壌改良や水道管などの敷設に使える。使用法の研修と併せた販売で2017年に事業化する計画。海外での需要も見込む。
輝喜重機が開発したのは、リッパーと呼ぶ取り換え式部品。かぎ爪のような1―3本のタイプや土を切るような鋭利なタイプがあり、地面に突き立てて重機で引いて使う。深さ約70センチ―90センチメートルから土を掘り起こす。リッパーを使い分けることで地盤や用途に応じて水はけを改善したり、間隙(かんげき)をつくって保水性を高めたりできる。リッパーにつなげる砲弾型の器具では溝を掘りながらホースなどを敷設できる。
金城代表は「建機の大きな力で、速くしっかりと土壌改良できる」としている。施工速度では、通常1カ月かかる面積の掘り起こし作業を4日間で終えた実績があるという。大規模農業の需要を取り込むほか、重機オペレーターの活躍の場を広げる技術として普及を狙う。
リッパーのみの価格は一般的なバケットと同程度にする考え。現在は20トン級の重機向けだが、段階的に2トン級の小型重機で使用できるサイズの開発を目指す。
輝喜重機が開発したのは、リッパーと呼ぶ取り換え式部品。かぎ爪のような1―3本のタイプや土を切るような鋭利なタイプがあり、地面に突き立てて重機で引いて使う。深さ約70センチ―90センチメートルから土を掘り起こす。リッパーを使い分けることで地盤や用途に応じて水はけを改善したり、間隙(かんげき)をつくって保水性を高めたりできる。リッパーにつなげる砲弾型の器具では溝を掘りながらホースなどを敷設できる。
金城代表は「建機の大きな力で、速くしっかりと土壌改良できる」としている。施工速度では、通常1カ月かかる面積の掘り起こし作業を4日間で終えた実績があるという。大規模農業の需要を取り込むほか、重機オペレーターの活躍の場を広げる技術として普及を狙う。
リッパーのみの価格は一般的なバケットと同程度にする考え。現在は20トン級の重機向けだが、段階的に2トン級の小型重機で使用できるサイズの開発を目指す。
日刊工業新聞2016年12月13日