初詣の前に心得!あなたの街の氏神様、知っていますか?
知っておきたい氏神・氏子事情
「氏神様を祀りましょう」――初詣で行った神社で、そう書いてあるのを目にした。
営業中に時折通る神社にも確かそう書いたポスターが貼ってあった。しかしさて――氏神様とはなんだろうか。また祀るとは実際なにをどうする事なのか。
疑問に思い、早速尋ねてみようと思った。どこにか。
せっかく記事にするならば、ちゃんとした所に聞こうと思った。ちゃんとした所――全国の神社を取りまとめる「神社本庁」にだ。
「氏神は、元は同じ氏族が祀った祖先神で、現在では地域の守護神のことです。氏神様が守ってくださる地域に居住する人を氏子と言います。どんな信仰を持っているかに関わらず『土地にいる人を守る神様』なので、昔からいた人も最近引っ越してきた人も全ての人が氏子になり、守られる対象になります」
確かに神社は「神道」であり、「○○教」という名称を取っていない。
「一度だけ年始に足を運んで祈願をして、それで願いをかなえてもらおうなんて調子の良いことを考えてはいけません。何度も足を運ぶことが大事です。また最近思うのは、神道では神様は個人と一対一の関係ではないんです。ですが、参拝を見ていると『誰かが祈っている時は、それ以外の人は参拝しない』という風な傾向があるように思います。氏神様は一対一の関係ではなく、地域を、全体を守ってくれる存在です」
一対一の関係を願ってしまうのは一神教の影響もあるのだろうか。
ともあれ、東京は就職や就学で来たなど地元外の人間も多い。
「その氏神様が分からないんですが……」
その場合は、とりあえず近所の神社に行って尋ねるのが一番早いそうだ。いきなり神社は敷居が高い。そう怯えると次の手段として、近所の酒屋も納品の関係で詳しいですよ、と教えて下さった。
神社本庁に問い合わせの電話が時折あるそうだが、区画整備で名称が代わり、または神社自体が区画整備にあって引っ越しをしていたり、またその関係で遠方の神社に合祀されていたりと複雑でさすがに分からないらしい。
お神札をお祀りするときは、一番手前に神宮大麻、次に氏神さま、その後ろに崇敬する神社のお神札、または中央に神宮大麻、向かって右に氏神さま、左に崇敬する神社のお神札をお祀りすれば良いそう。
神棚がなくとも気にすることはないそうだ。ただポイントは目線より高い位置に、出来れば南向き、または東向きに設け、米と塩と水をお供えすることだそう。
日本の「道」は、まずは所作から。所作を磨けば、精神は自ずとついてくるという考え方だ。
まずは実践。厄払いなどで神宮大麻や氏神のお神札をいただいた際には早速始めてみよう。
営業中に時折通る神社にも確かそう書いたポスターが貼ってあった。しかしさて――氏神様とはなんだろうか。また祀るとは実際なにをどうする事なのか。
疑問に思い、早速尋ねてみようと思った。どこにか。
せっかく記事にするならば、ちゃんとした所に聞こうと思った。ちゃんとした所――全国の神社を取りまとめる「神社本庁」にだ。
神社本庁の広報国際部の方に尋ねました
「氏神は、元は同じ氏族が祀った祖先神で、現在では地域の守護神のことです。氏神様が守ってくださる地域に居住する人を氏子と言います。どんな信仰を持っているかに関わらず『土地にいる人を守る神様』なので、昔からいた人も最近引っ越してきた人も全ての人が氏子になり、守られる対象になります」
確かに神社は「神道」であり、「○○教」という名称を取っていない。
「一度だけ年始に足を運んで祈願をして、それで願いをかなえてもらおうなんて調子の良いことを考えてはいけません。何度も足を運ぶことが大事です。また最近思うのは、神道では神様は個人と一対一の関係ではないんです。ですが、参拝を見ていると『誰かが祈っている時は、それ以外の人は参拝しない』という風な傾向があるように思います。氏神様は一対一の関係ではなく、地域を、全体を守ってくれる存在です」
一対一の関係を願ってしまうのは一神教の影響もあるのだろうか。
ともあれ、東京は就職や就学で来たなど地元外の人間も多い。
「その氏神様が分からないんですが……」
その場合は、とりあえず近所の神社に行って尋ねるのが一番早いそうだ。いきなり神社は敷居が高い。そう怯えると次の手段として、近所の酒屋も納品の関係で詳しいですよ、と教えて下さった。
神社本庁に問い合わせの電話が時折あるそうだが、区画整備で名称が代わり、または神社自体が区画整備にあって引っ越しをしていたり、またその関係で遠方の神社に合祀されていたりと複雑でさすがに分からないらしい。
お神札をお祀りするときは、一番手前に神宮大麻、次に氏神さま、その後ろに崇敬する神社のお神札、または中央に神宮大麻、向かって右に氏神さま、左に崇敬する神社のお神札をお祀りすれば良いそう。
神棚がなくとも気にすることはないそうだ。ただポイントは目線より高い位置に、出来れば南向き、または東向きに設け、米と塩と水をお供えすることだそう。
日本の「道」は、まずは所作から。所作を磨けば、精神は自ずとついてくるという考え方だ。
まずは実践。厄払いなどで神宮大麻や氏神のお神札をいただいた際には早速始めてみよう。