アジアの賃金上昇に一服感

新興国の成熟度高まる。ジェトロが来年度見通し

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インドのマルチ・スズキの生産ライン
 アジアの賃金上昇に一服感が出ている。日本貿易振興機構(ジェトロ)がまとめたアジア・オセアニア進出日系企業実態調査によると、2017年度見通しの昇給率(ベースアップ)は調査対象国19カ国・地域のうち、パキスタン以外はすべて前年度比1ケタ台にとどまった。アジア新興国経済の成熟度の高まりと景気の先行き不透明感などから昇給率を低めに抑える企業が増えている。

 ジェトロの調査によると、16年度の昇給率はパキスタン、ミャンマー、インドネシア、インドが10%に達したのに対し、17年度はパキスタンのみ10%だったが、残りは9%以下にとどまった。

 インドネシアは13年度の24・7%をピークに下がり続け、17年度は8・8%と3分の1まで低下。中国は11年度の12・9%から17年度は5・7%と半分程度まで下がった。

 アジアはかつての10%を超える経済成長から足元は4―6%台の成長に減速する国が増えた。
                 

日刊工業新聞2016年12月22日

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア事業担当 DX統括

中国の賃金上昇ペースが落ち着く中で、生産拠点として再度見直す動きが活発化するかどうか。

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