猫ブームはこんなところにも!ゼオライトを使ったトイレ用砂が人気
新東北化学が会社設立以来の新工場建設へ
新東北化学工業(仙台市青葉区、松本浩社長)は約7億円を投じ、鉱山から採掘した天然ゼオライトを粉砕・成形・加工する新工場(同市青葉区)を建設する。既存工場の3棟を集約する。ゼオライトを使ったネコのトイレ用砂の受注が増えているためで、原料となるゼオライト成形品の生産を現在の2倍に当たる月産2万トンに増やす。2017年10月に稼働する計画だ。
新東北化学工業が新工場建屋を建設するのは、1963年の会社設立以来54年ぶりとなる。新工場の敷地面積は約1万平方メートルで、建物面積は約2300平方メートル。同社が所有する工場敷地内に新設する。
現在は合計で3600平方メートルの工場3棟を展開し、ゼオライト成形ラインを1本持つ。新工場はこれを2ラインに増強し、生産を新工場に集約する。生産効率を上げるとともに、新生産設備の導入により、ゼオライトの乾燥工程で約20%の省電力化につなげる。
ゼオライトは多孔質の天然鉱物。微細な空洞を生かした脱臭機能や、調湿、水質浄化、土壌改良などのさまざまな機能を持つ。
同社は工場敷地に隣接して、約80万平方メートルのゼオライト鉱山を所有している。採掘から粉砕、乾燥、加工まで手がけ、工業用吸着材や水処理材、建築内装材、ペット用消臭剤、放射性物質吸着剤などの応用製品を販売している。
16年3月期の売上高は約31億円で、売り上げの6割をネコ砂を中心とするペット用品が占める。
新東北化学工業が新工場建屋を建設するのは、1963年の会社設立以来54年ぶりとなる。新工場の敷地面積は約1万平方メートルで、建物面積は約2300平方メートル。同社が所有する工場敷地内に新設する。
現在は合計で3600平方メートルの工場3棟を展開し、ゼオライト成形ラインを1本持つ。新工場はこれを2ラインに増強し、生産を新工場に集約する。生産効率を上げるとともに、新生産設備の導入により、ゼオライトの乾燥工程で約20%の省電力化につなげる。
ゼオライトは多孔質の天然鉱物。微細な空洞を生かした脱臭機能や、調湿、水質浄化、土壌改良などのさまざまな機能を持つ。
同社は工場敷地に隣接して、約80万平方メートルのゼオライト鉱山を所有している。採掘から粉砕、乾燥、加工まで手がけ、工業用吸着材や水処理材、建築内装材、ペット用消臭剤、放射性物質吸着剤などの応用製品を販売している。
16年3月期の売上高は約31億円で、売り上げの6割をネコ砂を中心とするペット用品が占める。
日刊工業新聞2016年12月22日