米軍も認めた頑丈さ!沖縄発の屋外燃料タンク
コンボルト・ジャパン(沖縄県うるま市、餌取慶三社長、098・929・0821)は、地下タンク設置を不要にした自家用給油取扱所向け屋外タンクシステム「CONVO(コンボ)給油所」を拡販する。地下にタンクを埋設する土木工事が不要で、導入コストを従来比1―2割抑えられる。火災や水害に強く、防災効果もアピールする。トラックやバス事業所、農業用などに向けて当初、年50―60台を販売する。
コンボルト・ジャパンは米国企業のライセンスで「コンボルト型タンク」を製造販売している。地上設置時に防油堤が不要なため設置が容易で、現在は非常用発電に使う燃料の屋外貯蔵用途が主力。官公庁や在日米軍、民間など、約300カ所に設置実績がある。
これに自家用給油取扱所向け需要を上積みする。国内に6万5000台あると見込む地下タンクの更新需要を取り込み、今後3―4年間で同取扱所への設置台数を300台規模に伸ばす。
消防法では同給油取扱所には安全面からタンクの地下埋設を必須としている。だがこの4月の消防庁通知で、コンボルト型の仕様であれば地下タンク不要とされた。これを受けて同社は「コストと安全に優れる次世代型タンク」(餌取社長)として顧客を広げる。
コンボルト型タンクは鋼製タンク外側に発泡スチロールとポリエチレンシートを貼り付け、厚さ15センチメートル以上の鉄筋コンクリートで覆っている。保温性と耐衝撃性が高い。腐食や災害による貯蔵物の流出に強く、土壌環境への配慮や安全性の高さを特徴としている。
コンボルト・ジャパンは米国企業のライセンスで「コンボルト型タンク」を製造販売している。地上設置時に防油堤が不要なため設置が容易で、現在は非常用発電に使う燃料の屋外貯蔵用途が主力。官公庁や在日米軍、民間など、約300カ所に設置実績がある。
これに自家用給油取扱所向け需要を上積みする。国内に6万5000台あると見込む地下タンクの更新需要を取り込み、今後3―4年間で同取扱所への設置台数を300台規模に伸ばす。
消防法では同給油取扱所には安全面からタンクの地下埋設を必須としている。だがこの4月の消防庁通知で、コンボルト型の仕様であれば地下タンク不要とされた。これを受けて同社は「コストと安全に優れる次世代型タンク」(餌取社長)として顧客を広げる。
コンボルト型タンクは鋼製タンク外側に発泡スチロールとポリエチレンシートを貼り付け、厚さ15センチメートル以上の鉄筋コンクリートで覆っている。保温性と耐衝撃性が高い。腐食や災害による貯蔵物の流出に強く、土壌環境への配慮や安全性の高さを特徴としている。
日刊工業新聞2015年05月22日 建設・エネルギー・生活面