日本航空がビッグデータで航空機の故障予測分析
日本アイ・ビー・エムとタッグ
日本航空(JAL)は日本IBMと共同で、航空機の故障予測分析を始めた。IBMの統計分析ソフトウエア「IBM SPSS Modeler」を活用し、航空機の機体やエンジンのセンサーなどからダウンロードしたデータや整備履歴を分析する。JALは新たに専門のプロジェクトチームを立ち上げ、190機の全保有機材について、故障の発生を予測。事前に整備などの処置を実施し、機材不具合による欠航や遅延を低減する。
JALは従来、航空機から得られるデータをフライトごとに監視し、センサーの値が事前に設定した値を超えると「異常値」として検出。こうした単純なモニタリング手法に基づいて、整備処置を実施していた。
IBMと組んだ新たな故障予測分析の導入により、過去のフライトから得られたデータと機体や部品の整備記録をビッグデータ(大量データ)として総合的に分析する。
統計値から導き出せる故障予測結果に基づき、予防整備の精度を高める。
JALは従来、航空機から得られるデータをフライトごとに監視し、センサーの値が事前に設定した値を超えると「異常値」として検出。こうした単純なモニタリング手法に基づいて、整備処置を実施していた。
IBMと組んだ新たな故障予測分析の導入により、過去のフライトから得られたデータと機体や部品の整備記録をビッグデータ(大量データ)として総合的に分析する。
統計値から導き出せる故障予測結果に基づき、予防整備の精度を高める。
日刊工業新聞2016年12月09日 建設・エネルギー・生活面