ロシアのインフラ市場を取り込め! 川重が下水処理向け送風機で事業化調査

イルクーツク市と基本契約結ぶ

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 川崎重工業は、下水処理施設向け送風機(ブロワ)でロシア市場に参入する。このほど、イルクーツク市と事業化調査(FS)の実施で基本契約を締結した。FSは2017年3月まで行い、設置するブロワの処理能力や台数といった設備概要、事業化の有効性などを検証する。この結果を踏まえて事業規模などを詰める。ロシアの水インフラは老朽化が進んでおり、更新が急務となっている。川重はロシアのインフラ強化とともに、日本政府が進めるインフラ輸出に貢献する狙い。

 下水処理施設向け送風機の事業は16年度第2次補正予算に盛り込まれた、経済産業省の「エネルギー使用合理化設備導入促進等対策費補助金」に採択された。経産省は事業費の半分を助成する。川重はイルクーツク市のヴォドカナル(水道公社)とFSの実施で合意した。

日刊工業新聞2016年12月16日

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宮里秀司
編集局経済部
編集委員

下水処理などロシアのインフラ更新需要を取り込めれば、日本メーカーにとっては事業拡大に期待が持てます。ただし、日露両国の友好関係が深まらなければ、先行きが明るいとは言えなくなります。

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