尿で発電して漏れ検出、おむつ交換自動通知
立命館大学は13日、人の尿で発電する「尿発電電池」を使う尿失禁センサーシステムの最新試作機を報道陣に公開した。発電の有無で尿漏れを検出し、発電で得た電力を使って尿漏れ情報を無線送信。家の離れた場所にいる家族らに、おむつの交換時期を知らせる。介護や育児で尿漏れを確認する作業の手間を省け、家族の負担を減らせる。
同大理工学部の道関隆国(どうせき・たかくに)教授らの研究成果。おむつの吸水材の下に電極を配置した上、尿漏れ情報の送信間隔を基に、おむつにたまった尿の量をコンピューターで推定。
交換が必要になった時点で、パソコンの画面表示で通知する。従来の試作機は、尿漏れ情報を信号化し無線送信するだけで、交換のタイミングなどは分からなかった。
おむつに組み込む電極は使い捨てで、送信機は繰り返し使うことを想定。道関教授は「今後、おむつメーカーと連携して介護施設などで実証を行い、早期の実用化を目指す」としている。
同大理工学部の道関隆国(どうせき・たかくに)教授らの研究成果。おむつの吸水材の下に電極を配置した上、尿漏れ情報の送信間隔を基に、おむつにたまった尿の量をコンピューターで推定。
交換が必要になった時点で、パソコンの画面表示で通知する。従来の試作機は、尿漏れ情報を信号化し無線送信するだけで、交換のタイミングなどは分からなかった。
おむつに組み込む電極は使い捨てで、送信機は繰り返し使うことを想定。道関教授は「今後、おむつメーカーと連携して介護施設などで実証を行い、早期の実用化を目指す」としている。
日刊工業新聞2016年12月14日