医療機器メーカーが自社の若手研究者を病院に長期派遣
大研医器が最大1年程度。復帰後、新製品開発のリーダーに
大研医器は医療機器の研究開発を強化するため、2017年度から商品開発研究所の若手研究開発者を大学病院などの医療施設に長期間派遣する。医療現場を実際に肌で感じてもらい、医師と一緒に新製品開発を加速させる狙いがある。同社が研究開発者を長期間にわたり医療施設に派遣するのは初めて。
大研医器の派遣は大学病院などが制定している研修生の受け入れ規定に基づく。派遣期間は1カ月単位で選択できる。派遣者は、有効な手術や医師と話す時間がある時は病院に出向き、社内で研究開発する時は出社するなど柔軟に対応できる。同社は派遣期間を6カ月から1年間程度と想定している。
派遣者は手術室などに医療従事者と同行し、医療現場を体験し、製品化の基礎となる情報やニーズを収集する。派遣期間が終了し、社内に戻ってから現場ニーズを研究開発テーマに直結させる。
同社は現在、注入器や吸引器を主力としている。今後の開発テーマとしては、救急医療分野や循環器系などを想定。自社開発したマイクロポンプを低侵襲治療機器などに活用することも目指す。
同社は派遣者を新製品開発のリーダーとして位置づける。派遣数は当初、少人数から始めて徐々に増やす予定で、毎年、若手研究開発者を大学病院などの医療施設に派遣したい考えだ。
大研医器の派遣は大学病院などが制定している研修生の受け入れ規定に基づく。派遣期間は1カ月単位で選択できる。派遣者は、有効な手術や医師と話す時間がある時は病院に出向き、社内で研究開発する時は出社するなど柔軟に対応できる。同社は派遣期間を6カ月から1年間程度と想定している。
派遣者は手術室などに医療従事者と同行し、医療現場を体験し、製品化の基礎となる情報やニーズを収集する。派遣期間が終了し、社内に戻ってから現場ニーズを研究開発テーマに直結させる。
同社は現在、注入器や吸引器を主力としている。今後の開発テーマとしては、救急医療分野や循環器系などを想定。自社開発したマイクロポンプを低侵襲治療機器などに活用することも目指す。
同社は派遣者を新製品開発のリーダーとして位置づける。派遣数は当初、少人数から始めて徐々に増やす予定で、毎年、若手研究開発者を大学病院などの医療施設に派遣したい考えだ。
日刊工業新聞2016年12月13日