ジェスチャーでオーディオや空調操作。パナソニックが車載用に開発

超音波アレイの小型化高出力化を進め、完成車メーカーに提案へ

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ジェスチャー操作のイメージ
 パナソニックは、非接触でオーディオなどを操作できる車載向け入力システムを開発した。ハンドルを握った手の指を立てるジェスチャーだけでオーディオや空調を操作する。指先には超音波によって触覚を提示するため、システムが指を認識したかどうかが分かる。スイッチやディスプレーを見たりボタンを押したりする必要がなく、わき見運転を防げる。現在はコンセプト試作機が完成した段階。完成車メーカーへの提案を始める。

 開発したシステムは、まず指の形を赤外線の深度カメラで認識すると、ヘッドアップディスプレー(HUD)に空調などのメニューを表示する。指を立てるとメニュー選択の起動、指を曲げると空調や音楽などのメニューの切り替え、指を左右に倒すと温度の上げ下げや曲送り、音量調整などができる。

 指の認識や操作の入力が完了したことを伝えるために、指先へ超音波で軽い刺激を与える。そこで17センチ×12センチメートルの超音波アレイを独自開発した。指先に超音波が当たりチリチリと感じる。

 ハンドルの後ろに設置すると、左手と右手のどちらで操作しても触覚を提示できる。ハンドルを離したり、スイッチやディスプレーを見たりする必要がない。

 今後、超音波アレイの小型化高出力化を進めつつ、完成車メーカーに提案していく。

日刊工業新聞2016年12月13日

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明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

将来、長距離の自動運転(高速道路など)が実現すれば、クルマはさながら移動ラグジュアリーホテルになるかもしれない。

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