東北大、廃炉研究で新組織。国際競争力につなげる
「廃止措置リスク管理」と「放射性廃棄物処理・処分」
東北大学は1日、東京電力福島第一原子力発電所の安全な廃炉に向けた基礎研究や基盤技術開発を進める組織「原子炉廃止措置基盤研究センター」を同日付で設置したと発表した。「廃止措置リスク管理」と「放射性廃棄物処理・処分」の二つの技術研究部門で構成。同大学の研究者約30人が両部門の研究に携わる。事故の起きていない通常の原子炉の廃止措置技術への展開も見すえ、原子力分野での日本の国際競争力強化につなげる。
日刊工業新聞2016年12月2日