セブン&アイ、ネットスーパーの品質管理に携帯端末
ヨーカドー店舗にも試験導入。レジ清算の見直しに発展するか
セブン&アイ・ホールディングス(HD)はインターネットスーパー向けの商品管理に、ハンディターミナル(業務用携帯端末)を導入する。2015年に開いたネットスーパー特化型の「セブン&アイ・HD ネットスーパー西日暮里店」(東京都荒川区)でハンディターミナルを導入し作業効率を上げていることから、ネットスーパーのサービスを提供しているイトーヨーカドーの実店舗にも横展開する。
セブン&アイ・ホールディングスは29日、イトーヨーカドー錦町店(埼玉県蕨市)にハンディターミナルを試験導入する。17年から、130店舗で順次運用する。現在は店員が注文を印刷した伝票を見ながら、商品のピッキングをしている。
伝票とハンディターミナルを併用することで、作業効率の向上を狙う。現在146店舗でネットスーパーを実施しており、一部の小型店以外で導入する。
ネットスーパー西日暮里店は実店舗とほぼ同様に商品を棚に並べているが、一般顧客は入れない「ダークストア」方式で運営している。顧客の注文に基づき、ピッキングする商品や順番をハンディターミナル経由で店員に自動的に指示。バーコードでピッキングの状況を管理できるようにしている。
同店の作業効率は他のネットスーパーと比べ、「2倍から2・5倍」(服部功イトーヨーカ堂オムニチャネル推進室総括マネジャー)とし、効果が出ている。
一般顧客がいる店舗向けには、ハンディターミナルのシステムを再構築する。商品に関する知識が乏しいスタッフでも、扱いやすくする。
セブン&アイ・ホールディングスは29日、イトーヨーカドー錦町店(埼玉県蕨市)にハンディターミナルを試験導入する。17年から、130店舗で順次運用する。現在は店員が注文を印刷した伝票を見ながら、商品のピッキングをしている。
伝票とハンディターミナルを併用することで、作業効率の向上を狙う。現在146店舗でネットスーパーを実施しており、一部の小型店以外で導入する。
ネットスーパー西日暮里店は実店舗とほぼ同様に商品を棚に並べているが、一般顧客は入れない「ダークストア」方式で運営している。顧客の注文に基づき、ピッキングする商品や順番をハンディターミナル経由で店員に自動的に指示。バーコードでピッキングの状況を管理できるようにしている。
同店の作業効率は他のネットスーパーと比べ、「2倍から2・5倍」(服部功イトーヨーカ堂オムニチャネル推進室総括マネジャー)とし、効果が出ている。
一般顧客がいる店舗向けには、ハンディターミナルのシステムを再構築する。商品に関する知識が乏しいスタッフでも、扱いやすくする。
日刊工業新聞2016年11月29日