三菱重工の洋上風力は花開くか!?英国のプロジェクト向けで大型受注

発電設備116基で受注額は数百億円規模か。洋上風力で先行する欧州市場に足跡

  • 0
  • 0
独エーオンから受注した発電設備
 三菱重工業は19日、ドイツのエネルギー大手エーオンから、洋上風力発電設備116基を受注したと発表した。受注額は数百億円規模とみられる。設備の据え付けのほか、保守サービスの契約も締結。設備の総出力は40万キロワットに達する。

 実務はデンマークのヴェスタスとの合弁企業MHIヴェスタス・オフショア・ウインドが担う。エーオンが英国に設置するランピオン洋上風力発電プロジェクト向け。2018年に試運転を完了する。

 同設備はイングランド南東部サセックス州沿岸から、13キロメートル沖合に整備される。MHIヴェスタスは出力3450キロワットの最新鋭設備を供給。同社最大規模の案件となる。

 英国の29万世帯に必要な電力を供給し、年間約60万トンの二酸化炭素(CO2)削減を見込む。同案件は英国政府主導で進められる大規模洋上風力発電プロジェクト「ラウンド3」の最初の取り組みの一つ。

日刊工業新聞2015年05月20日 機械・ロボット・航空機面

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

昨年、ドイツ・シーメンスが風力タービン市場でデンマークのヴェスタスを抜いてトップに立ったという。特に洋上タービンが急激に伸びている。GEとアルストムがエネルギー部門で資本提携し、その中には洋上風力も入っている。重工はもともとシーメンスと深い関係にあり、種をまいてきた洋上風力事業をどれだけ大きく花開かせられるか。

関連する記事はこちら

特集