どうしても「JIMTOF」に行けない人へ。動画で見せませす!

IoT、一歩先を提案

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DMG森精機の5軸複合加工機「DMU210P」
 JIMTOF2016で大手各社が共通して掲げるのはIoT(モノのインターネット)。ただ、展示の目玉機種となるとターゲットが分散している。工程集約を訴求する機種や、市場成長が見込まれる航空機分野向け、摩擦攪拌(かくはん)接合(FSW)加工技術を取り入れたハイブリッド複合加工機など、多様化する競争軸の中で一歩先を行くための提案が繰り広げられている。

DMG森精機


<最大10トンのワークに対応>
 出展社中で最大級の展示規模となったDMG森精機。大きなブースに設置された大きな機械。同社が「XXL」と呼ぶサイズの5軸複合加工機「DMU210P」だ。オプションで最大10トンの加工対象物(ワーク)に対応する。日本初披露で、小型から大型までをそろえる同社を象徴する展示だ。

 機械の大きさが目に付くが、従来はより広いスペースを使って、複数の機械を並べて加工していたワークを、5軸/5面の同機1台に集約できる。


ヤマザキマザック


<もう一つのハイブリッド複合加工機>
 ヤマザキマザックの目玉製品の一つが「4種類をそろい踏みで出せた」(中西正純常務執行役員営業本部長)という多様な「ハイブリッド複合加工機」。3Dプリンター機能を組み込んだ3機種とともに、注目されているのが金属接合技術の摩擦攪拌接合を工作機械に融合させたハイブリッド機。

 前回のJIMTOFに続き2度目の登場だが、今回は接合ツールの交換機能を新設し、より多くの形状の加工物に対応。強化した姿をアピールしている。


牧野フライス製作所


<形彫放電加工機、加工時間短縮>
 牧野フライス製作所はフロントグリルやドアなど自動車金型に特化した形彫放電加工機「EDNC17」を披露した。フロントグリルの大型化に対応するため、Y軸の移動量を従来機比450ミリメートル長くし、1150ミリメートルに拡大した。

 加工時間を短縮する「HSリブ」機能を採用したのも特徴だ。従来比4倍の毎分20メートルの速さで電極を跳ね上げる。切削くずを排出しやすくし、加工時間を同35%短縮した。勢いよく動く電極に来場者は目を見張る。


ファナック


<他社のCNCと連携>
 ファナックは、工場用IoT基盤「フィールド・システム」の応用技術を公開した。コンピューター数値制御(CNC)装置を通じ、離れた場所にある工作機械の稼働状況を確認可能。他社のCNC装置とも連携できる。会場ではオークマのCNC装置「OSP―P300」シリーズなどと接続。稼働状況をモニターに表示し、多種多様な機械を統合的に管理できる技術を紹介している。

(動画は後日公開)

オークマ


<2台連結マシン、ロボットなしで加工物搬送>
 オークマが工作機械だけで他の機械への加工物の搬送を実現させたのが「MU―S600V」。加工物が載るテーブルは機械側面に移動し、加工物をつかんだままテーブル面を垂直にする。機械側面で開閉するシャッターを通し、同様にテーブルを側面に寄せて垂直に傾けた別の機械が加工物を受け取る。

 「ロボットなしで加工物をあちらからこちらへ動かせる画期的な機械」(家城淳常務)のユニークな機構に来場者の視線が集まっている。


ジェイテクト


<展示を革新>
 ジェイテクトは「今までにない新しい展示にチャレンジしている」(井坂雅一副社長)。今回は現行販売の実機展示を1台に絞る代わりに、いろいろな機種の詳細が見られる大型パネル「モーションビジョン」を用意。手の動きに反応して機械の姿をさまざまな角度から確認したり、加工中の迫力ある映像を映したりする。

 「日本のモノづくりの革新はこれから。それを一緒にスタートさせていただきたい」(同)との思いで来場者を迎える。PRの仕方でも革新に挑む。

日刊工業新聞2016年11月18日

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

とにかく混んでいます。今日が一番の人出と言われていますがあいにくのお天気なので、ひとまず動画で予習して明日以降とかにぜひ。

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