ニュースイッチ

夏の熱風、毛穴が開く原因に−ポーラ・気象協会が共同研究

 夏に吹く湿った海風と乾いた山風が毛穴が開く原因―。ポーラ(東京都品川区、鈴木弘樹社長、03・3494・7111)と日本気象協会は毛穴の開きと夏に吹く熱風との関連性についての共同研究の結果をまとめた。

 2010―13年にポーラ店頭でスキンチェックを受けた人の肌データ約121万件と、日本気象協会の持つ気象データを照合し、夏の熱風が関与していると結論付けた。ポーラの持つ肌データでは、海風、山風がともに吹きやすい静岡県では頬の毛穴が目立つ人が他県と比べ多いという。

 毛穴が開く原因となる熱風を、ポーラは「毛穴熱風」と名付けた。毛穴熱風を想定した高温多湿の空気に顔を30分間当てると、毛穴が約2倍に拡大する点も実験で確認した。毛穴が開くと肌が老化しているように見えるという。
 日本気象協会は秋に開かれる学会で研究成果を発表し、ポーラは顧客へのスキンケア提案に活用する。
日刊工業新聞2015年05月19日 建設・エネルギー・生活2面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
ポーラのリリースによると、「毛穴熱風に当たった後では、通常の距離+21cmの離れた所からでも毛穴を確認」できるそうで、デートでテーブルに向かい合った距離でも見えてしまうとのこと…恐ろしい。 ちなみに山と海からの毛穴熱風が吹くことにより「47都道府県中、静岡は夏場最も毛穴の開きが目立つ県でした。」とのこと…

編集部のおすすめ